文系でもあったら便利なフリーor格安ソフトウェア

 論文作成のために、文系の貧しい学生でも入れておけるソフトウェアのメモ。

 Photoshopの代替となるフリーのフォトレタッチソフト。日本においてきたPCにはPhotoshopの古いバージョンがあったのですが、こちらに持ってきたPCにインストールするのをし忘れ…。これまではPhotoshopElementsでなんとか踏ん張ってきました。地図の作成編集となるともうアウト。GIMPに手を出してみました。使ってみると、Photoshopよりはるかに軽いし、psdファイルでの出力もできます。出力したpsdファイルをPhotoshopElements(ver.4.0)で出力してみるとレイヤー名に文字化けが発生したりしますけど、読み込みは普通に可。
 文系論文だと、それほどブラシ効果や何十ものレイヤーを使った画像を作成することはないと思うので、使えると思います。
 レイヤー数抑えれば、ふつうに考古学で最近増えてきたデジタルトレースなんかも出来るんじゃないでしょうか。

 日本語化もかなり進んでいます。ダウンロードとインストールにはこちらのサイトが分かりやすいです。

http://www.geocities.jp/gimproject/gimp2.0.html

 フォトアルバムソフト。簡単なレタッチも出来ます。
 いろんな遺跡に行くものの、写真を整理しきれずにいて、「あれ、あの写真どこだっけ?」なんてことになりがちな私。このソフトのタイムライン機能を使うと、撮影日時ごとに写真がビジュアルで表示されるので、結構簡単に見つけることが出来ます。
 あと各写真ごとにキーワードを使って、言ってみればタグ付けできるので、スキャニングした書籍の写真と自分の撮った写真のデータを片っ端からタグ付けて、必要なときに関連写真を一気に抽出できるのが魅力。なにより軽いし。
 レジメ発表のときに、ローマのコロッセオ関連の写真を一気に抽出!とか、すごく楽です。

Picasa からの移行

  • 読取ワールド

 OCRソフト。ほんとはeTypistが欲しかったのですが、こちらに持ってきたPCにはやはりライト版も入っておらず、入っていたとしてもアップグレード版も1万円を超える。どうしようかなと思っていたら見つけたのがこれ。欧州語も含めたマルチリンガル版と、英語&日本語版の2種類がありますが、私は欧州各国語の入った文献を結構使うのでマルチリンガル版を購入。どこかのサイトで、他社製品からのアップグレード版が安いから、ソースネクストの「本格読取シリーズ」を1800円で購入して、そこから乗り換え版を買えば1800円+5145円=6945円で買えますよー、みたいな記事を見たんですが、じつは直販サイトのアップグレード版を買えば最初から6900円で買えます。「本格読取シリーズ」も買っちゃった…。

 感触としては、ここ5年以上OCRソフトを使っていなかったので比較できないんですが、30年前のタイピング文献も結構ふつうに読み込んでくれます。ここ最近の文献であるならかなり認識率は高いはず。学習機能も結構お利口。

http://www.crosslanguage.co.jp/products/ocrv2/
http://e-shop.crosslanguage.co.jp/item_detail.html?item_cd=09330-A-CL

 とりあえずこの3つ。ほかにも、「これいれておくと便利だよー」、という御意見がありましたら、ぜひ教えてください!!