2005-01-01から1年間の記事一覧

真冬の女の心意気、世界共通ナリ。

日に日に寒さが厳しくなってきた今日この頃。ついついコタツから出るのが億劫になってしまう。PCを中心にお菓子にゴミ箱、本にCDプレーヤーのリモコンに定番のみかん。コタツの上はいまそれらで山積み。冷え性の私にはコタツ抜きで冬なんて乗り切れない。そ…

文字っていつからあるんだろう?

スティーヴン・ロジャー・フィッシャーの「文字の歴史―ヒエログリフから未来の「世界文字」まで」がおもしろい。ページを繰るごとに、次々と疑問がわいてくる。 第1章の「刻み目から書字板へ」ではインカの結縄(キープ)から古代シュメールの楔形文字の成立ま…

ユーロスターのなかで寝てもいいか?

日本でイタリア現代小説はあまり知られていないけれど、イタリアでは本屋に行けば必ずと言っていいほど日本の小説の翻訳を見つけることができる。大型書店でよしもとばななと村上春樹を置いていないところはまずない。 そのよしもとばななのイタリア語翻訳を…

わたしがイタリアに行く理由。

先日の”珈琲と小川と本と。”のエントリーを読んだ友だちから、「あなたにとってイタリアってなに?」と聞かれた。「それは私の中でのイタリアと言う国の持つイメージってこと?それとも私の人生でのイタリアが持つ意味?」と聞き返したら、「できればどちら…

珈琲と小川と本と。

めずらしく何もない休日。こういった日はついごろごろ無気力に過ごしてしまいがち。こんなんじゃだめだ!と思い、iPodを抱えて街へ。村治佳織のギターが心地いい。足の向くまま気の向くまま、市内を流れる清流沿いに自転車を走らせ、ちょっと一息つきに図書…

フィクション、ノンフィクション。

仕事帰りに隣町のカフェによって、村上春樹の「東京奇譚集」を読み終えた。現実とフィクションの境界線にいつのまにかに落ち込んでいる自分にはっとさせられるつくりは春樹の得意とするところだけれど、長編よりも短編の方が、異界へ陥っている自分に気がつ…

いきもの、としての男と女

たしか沢木耕太郎のなにかのエッセイに、男が集まってするテーマは、「酒に政治に女」ぐらいなものだ、というコトが書いてあって、私の経験からすると、これは8割方正しいような気がする。少なくとも20代後半の現在までそれを極端に裏切ってくれるケース、た…

エミール・ガレ、から考えた。

今日も秋晴れ。家にいるのももったいなくて外へ。駅前のポスターで熱海のMOA美術館で「エミール・ガレ展」が催されているのを知り、思い切って行くことに。 ガレは19世紀後半から20世紀初頭に活躍した、アール・ヌーヴォーの芸術家の一人。キノコの形をした…

インディアンと遭遇。

ここ数日、ネイティヴ・アメリカンについて時間を見つけて調べてる。きっかけはバイトの大学生が、ネイティヴ・アメリカンの特別番組について熱く語りだした今週アタマ。彼にアメリカに行ったコトがあるかと尋ねられ、あると答えたそのときから矢継ぎ早の質…