2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

フィクション、ノンフィクション。

仕事帰りに隣町のカフェによって、村上春樹の「東京奇譚集」を読み終えた。現実とフィクションの境界線にいつのまにかに落ち込んでいる自分にはっとさせられるつくりは春樹の得意とするところだけれど、長編よりも短編の方が、異界へ陥っている自分に気がつ…

いきもの、としての男と女

たしか沢木耕太郎のなにかのエッセイに、男が集まってするテーマは、「酒に政治に女」ぐらいなものだ、というコトが書いてあって、私の経験からすると、これは8割方正しいような気がする。少なくとも20代後半の現在までそれを極端に裏切ってくれるケース、た…

エミール・ガレ、から考えた。

今日も秋晴れ。家にいるのももったいなくて外へ。駅前のポスターで熱海のMOA美術館で「エミール・ガレ展」が催されているのを知り、思い切って行くことに。 ガレは19世紀後半から20世紀初頭に活躍した、アール・ヌーヴォーの芸術家の一人。キノコの形をした…

インディアンと遭遇。

ここ数日、ネイティヴ・アメリカンについて時間を見つけて調べてる。きっかけはバイトの大学生が、ネイティヴ・アメリカンの特別番組について熱く語りだした今週アタマ。彼にアメリカに行ったコトがあるかと尋ねられ、あると答えたそのときから矢継ぎ早の質…