盗難時の対処法

 先日、ローマの三越を訪れたところ、盗難時のローマでの連絡先の書かれた紙が置いてあった。結構重宝する情報なので、ネットにもあがってないか見てみたのだけど、無いようなので転載。

クレジットカードの盗難・紛失

会社名 カード T/C 備考
アメリカン・エクスプレス 800-864046 800-914912 ローマ事務所 Piazza di Spagna, 38 06-67641 (月〜金10:00〜17:30 土10:00〜17:00)
VISA インターナショナルジャパングループ 800-784253, 800-877020 800-870987 *T/Cの控え(控えを紛失の場合はT/Cの番号が必要 *CITY BANK系VISAは米国にコレクトコール 0001-813-6231709)

華の都


 フィレンツェ、それは華の都。そを訪れずしてイタリアを語ることなかれ。
 中央駅を降り立って正面に建つサンタ・マリア・ノヴェッラ教会のファサードの華麗さ。これがドゥオーモ(主教会)でないことに驚きながら石畳の道を進むと、石造りのパラッツォ(館)のあいだにドゥオーモのクーポラ(天蓋)が垣間見え始める。突然開けた視界の先に現れる、金色の天国の扉を抱く洗礼堂、そしてその背後に聳え立つドゥオーモ。緑と紅色の大理石で飾られたその姿は、”優美”という一言に尽きる。ミラノのドゥオーモの千を越えんばかりの彫像で飾られた華やかさ、ローマはサン・ピエトロ教会の重厚さとは異質の輝きを放つその姿に心打たれつつアルノ川へ。水面に映える紺碧の空と岸辺のパラッツォ、そして島のようにアルノに浮いて見えるヴェッキオ橋。そこから左手に進み丘の頂へ向かうと、ダヴィデ像のレプリカの置かれたミケランジェロ公園へとたどり着く。これまで背後にして登ってきた街並みをここではじめて振り返れば、トスカーナの丘陵を縫うアルノ川沿いに、赤屋根のパラッツォが立ち並ぶさまを一望できる。その中心にドゥオーモのクーポラの丸屋根がひときわ高く聳え、陽が沈むころにはすべてが紅一色に染まる。言葉もでず、ただそこに佇むことだけができる美しさ。
 しかし美しい花には棘がある、の言葉どおり、この街自身の歴史は凄惨を極めた。中世のギルド(組合)の覇権争いから、メディチ家の台頭、そして血で血を償う政争のあとに訪れたのはスペインによる支配。近代にはいってもしかりで、ヴェッキオ橋に唯一似つかわしくない大窓は、ヒトラーの来伊時にあつらえられたものだという。
 そうした美や歴史とは別に、私はこの街にちょっとした思い入れがある。やはりそれは良い面と悪い面の合わせ鏡で、どちらか一色に染まることなく時に私を悩ませるのだけど、いくら悩んでもアルノの岸辺に佇む度に、「また来よう」と思ってしまう。この街は棘だけでなく、毒をもった薔薇なのかもしれない。それもたまらなく甘美な、遅効性の毒だ。

二転三転

 昨日は税務番号を取得後、ペルージャへ。知り合いに預けていた荷物のうち、当面必要なものを運びました。
 で、今朝。学生証の手続きをしに国際課へ行く。10分で終わる。えぇ?ホントココはイタリアですか?
 時間が空いたので、教授に会いに行く。いきなり「カリッシモ!!(いとしい子よ!)」とか言われる。
 教授にしろ国際課にしろ、分かりやすくしゃべってくれるのでうれしいんですが、授業はそうも行かないんだろうな、と思う。
 授業といえば、明日の10時からと連絡を受けていたんですがそれは建前で、実際のところはすでに2月25日から授業は始まっていて、今日も午後3時から7時まで授業との事。正直、焦ってます。

 で、教授と話してたら、教授がフィレンツェにある日伊協会の会長であるということを告げられる。知らなかった。どんな活動してるんですか、と聞いたら、いや、名前を貸しただけで日本にいったこともないとの事。うん、良くあること。
 でも、将来的には奨学金制度とかも整えたいらしい。そういうことの手伝いもできたらいいなと思う。

 とりあえず、ネットカフェの隣の席のイタリア人カップルがキスしてていづらいので、今日はこのあたりで。

と、いうわけで

 着きました、イタリアはアレッツォ市。
 着いて2時間後には家も決まりました。
 結局スペイン人とシェア生活になりそうです。

 明日は生活に必要な税務番号とったり、学生課に行って手続きしたりで一日がすぎそう。ペルージャの知り合いに会いに行きたいんだけど・・・。まぁ、生活の確立が先ですね。

 思ったよりもイタリア語が出てこないのがショックだけど、ひとつの会話ごとに単語を思い出してくのでよしとしよう。

 そんなところです。また慣れてきたら写真とかアップしてきまーす。

日本の春。

 先週の金曜からさきほどまで、家族で温泉に行ってきました。場所は長野の湯田中温泉
 実家では満開になりつつある桜も、長野の渓谷ではまだ蕾もひそやかで、ようやく紅梅が満開になりつつある様子。ただ、部屋付の露天風呂で朝方のんびりしていたら、鶯の鳴き声が軽やかに響いて、志賀高原の頂の雪景色が渓谷の新緑と空の蒼とにコントラストを与えてる風景とあわせて、あぁ、日本っていいな、とあらためて感じました。

 まだまだ、長年住んだ日本ですら初めて見る景色、初めて知る知識、初めて感じる思いがいっぱい。そして明後日にはそこから海外へとうとう旅立ち。

 もっともっと、世界には学ばなくちゃいけないことがある。

 そんなことを思った、3日間。