ペルージャにまつわるあれこれの一日。


 最近のネットの普及で、日本にいながらにしてイタリアの国営放送、RAIのニュースを簡単に見ることができる。

 ポッドキャスティングのリスニングだけだと理解できないニュースも、映像がつくと分かりやすくなるのでちょくちょく見たり、なにかの作業をしつつちらちら見たりしているのだけれど、今日の午前中はRAIの3局ともにペルージャがらみのニュースが流れてちょっとびっくり。
 まず、不正がらみで元ペルージャオーナー、ガウチの息子2人が逮捕されたと言う話。よく使っていた中央バス停前のパラッツォが写ったりして、懐かしいのだけど複雑な気分に。ペルージャ市民もガウチ嫌いの人は多いのだけど、不振の続くクラブチームに追い討ちをかけるようで複雑な気分だろう。
 次に、強盗との銃撃戦でなくなった若いカラビニエーリ(軍警察)隊員の葬儀が行われると言うニュース。見知った街並みを棺が進むのを見るのは痛々しい。
 最後に、ペルージャを中心とした自動車の交通マナーの悪さについてのレポートが流れた。

 自分にとって、もうひとつの故郷とも言えるような街の悪いニュースが流れるのは、哀しい。

 その後ちょっと沈みながらヴィスコンティ映画についての本を読んでいたら、「地獄に堕ちた勇者ども」で有名になったヘルムート・バーガーが、実はペルージャ外国人大学の先輩だと言うことを知った。

 なんだかちょっとだけ、うれしくなった。そんな一日。