イタリア大学留学 〜必要な語学力〜

 昨年7月の帰国後、トータルで半年以上停滞していた私の留学計画も、ここにきてなんとか動きはじめました。まぁ、あと1ヵ月後には授業が始まるのに家も航空券も決まってない状態ではあるんですが…。そこで、せっかくなのでこれからぽつぽつ、イタリアの大学留学についてこのブログであつかっていこうと思います。

* イタリア留学の手続きはその年、その月によって大きく変わるので、このエントリーはあくまで参考にし、必ず自分で諸機関に確認してください。


 さてイタリアの大学へ留学するにはそもそもイタリア語が理解できなければいけません。ヴェネツィア国際大学などではその性格上、多くの授業が英語で行われることもあるそうですが、これは例外であって、TOEFLTOEICのスコアがいくら高くともイタリアの大学に留学するための目安とはなりません(TOEFLTOEICのスコアが高い人は一般的に語学の能力の高い人と言えるので、日伊大学間での交換留学の資料にTOEFLスコアが載ることがありますが)。


 では、TOEFLTOEICに該当する、イタリア語能力検定試験を受験しなければならないかと言うと、イタリアの大学に願書を出す際にそうした語学能力の資格を提出する必要は一切ありません。願書提出後に現地で行われる面接試験をパスできれば語学の能力を問われることはなく、その面接自体も(大学によりますが)それほど難しいものではありません。何人かの知り合いに聞いた感じでは、日本で行われている実用イタリア語検定試験の2級を軽くパスするぐらいの実力があれば、面接試験は通るようです。


 問題はそのあと、授業が始まってからです。クラスメイトは当然ネイティブのイタリア人ばかり。おまけにイタリア語は非常に方言のきつい言語なので、文学の先生が北部のフランス語のように綺麗な訛りでしゃべったかと思えば、次の歴史の授業ではスペイン語のようなナポリ弁が機関銃のように襲いかかってきたり。


 ですから、「これだけしゃべれれば大丈夫」という目安がない分だけ、語学の勉強に対する日々の努力が必要になるわけです。最近はネット上でRAIのニュースを見たり、ポッドキャストでラジオを聴くこともできるので、まずはそれらを視聴して8割方理解できるレベルを目指してみましょう。


 かくいう私も、すっかり怠けてしまっているからがんばらなくちゃ…。