kindle見て、電子書籍についてぼんやりと。

・ぬくぬくまったり風邪治し連休初日。久しぶりにamazonで本なんかをチェックしてみた。・気がつけば、購入履歴からお勧め商品を勧めてくるシステムがリニューアルされてるようで、軽い。・これは本家のアメリカ版のほうはもっとすごいことになってるかもと…

イタリア語の手紙の書き方

3年近く事務の仕事をしていたので、それなりにフォーマルな手紙やFAX、メールの書き方は身に着けていた。 でも、イタリア語で大学事務所や教授とやりとりをするとなると、まずその書き出しから詰まってしまう。英文と日本語の手紙のあいだに差があるように、…

国際シンポジウム「村上春樹をめぐる冒険」

今朝、日経新聞朝刊の文化欄を見ていたら、3月25、26日に東大で村上春樹に関する国際シンポジウムが行われるというトピックスが掲載されていた。国際交流基金主催。 『春樹をめぐる冒険―世界は村上文学をどう読むか』-国際交流基金 日本文学の翻訳・出版とい…

読書漬け

朝から空模様があやしかったので、午前中にさっと用事を済ませてから、行きつけの喫茶店で読書。「むずかしい愛」、「水に流して―カルヴィーノ文学・社会評論集」、「ウンベルト・サバ詩集」を交代で読む。 なんとか「水に流して」を読みきるつもりだったの…

イタリア、という女。

「読んで旅する世界の歴史と文化 イタリア」を読みました。タイトルどおり歴史と、建築・美術・デザイン・文学・演劇・音楽・映画などが、要点を抑えて簡潔に書いてありました。 昨年、語学留学していたときにイタリア文学や映画、音楽に関する授業が(当然イ…

「イタリアの歴史」を読む。

創土社から出ている「イタリアの歴史 (ケンブリッジ版世界各国史)」を読んだ。 古代ローマの崩壊から、1990年代の政局の混乱まで、現在の「イタリア共和国」の地理範囲内の政治、経済史をまとめた本で、その地方性のためにまとまりがつきにくいイタリア史を…

イタリア語辞書 伊和中辞典作者: 池田廉,西村暢夫,郡史郎,在里寛司,米山喜晟出版社/メーカー: 小学館発売日: 1999/02/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る 小学館 和伊中辞典作者: 西川一郎出版社/メーカー: 小学館発売日: 1993/10メディア…

イタリアの、今。

「現代イタリアを知るための44章 エリア・スタディーズ」という本がおもしろい。 大学からの連絡待ちの時間を無駄にするのももったいないと思って、図書館で大量に借りこんできた本の一冊。イタリア関連の本はいつも何かしら読んではいるのだけれど、恥ずか…

文字っていつからあるんだろう?

スティーヴン・ロジャー・フィッシャーの「文字の歴史―ヒエログリフから未来の「世界文字」まで」がおもしろい。ページを繰るごとに、次々と疑問がわいてくる。 第1章の「刻み目から書字板へ」ではインカの結縄(キープ)から古代シュメールの楔形文字の成立ま…

ユーロスターのなかで寝てもいいか?

日本でイタリア現代小説はあまり知られていないけれど、イタリアでは本屋に行けば必ずと言っていいほど日本の小説の翻訳を見つけることができる。大型書店でよしもとばななと村上春樹を置いていないところはまずない。 そのよしもとばななのイタリア語翻訳を…

珈琲と小川と本と。

めずらしく何もない休日。こういった日はついごろごろ無気力に過ごしてしまいがち。こんなんじゃだめだ!と思い、iPodを抱えて街へ。村治佳織のギターが心地いい。足の向くまま気の向くまま、市内を流れる清流沿いに自転車を走らせ、ちょっと一息つきに図書…

フィクション、ノンフィクション。

仕事帰りに隣町のカフェによって、村上春樹の「東京奇譚集」を読み終えた。現実とフィクションの境界線にいつのまにかに落ち込んでいる自分にはっとさせられるつくりは春樹の得意とするところだけれど、長編よりも短編の方が、異界へ陥っている自分に気がつ…