イタリア

ペルージャにまつわるあれこれの一日。

最近のネットの普及で、日本にいながらにしてイタリアの国営放送、RAIのニュースを簡単に見ることができる。 Rai News: le ultime notizie in tempo reale – news, attualità e aggiornamenti ポッドキャスティングのリスニングだけだと理解できないニュース…

「向かいの窓」とジョヴァンナ・メッゾジョルノ

前回のエントリーでも触れた、ジョヴァンナ・メッゾジョルノの「向かいの窓」。私が初めてこの映画を観たのは、2年前の5月に行われたイタリア映画祭。 イタリア映画といえば、「ニュー・シネマ・パラダイス」と「ライフ・イズ・ビューティフル」ぐらいしか観…

第78回アカデミー賞ノミネーション

3月5日に発表される、第78回アカデミー賞のノミネーション作品が発表されました。 明日の朝刊の文化欄には、『「ハウルの動く城」がアニメーション長編作品部門にノミネート!!』とか、『"Brokeback Mountain"が最多8部門ノミネーション』という見出しが躍る…

アップル、ローマでイタリア初のアップルストア従業員募集中。

イタリアでネットカフェなんかでユーザーはよく見かけるし、大型電気量販店に行けば必ずおいてあるApple製品。でもApple Storeってローマにもミラノにもあるって話聞いたことがなかったんですが、それもそのはず、ヨーロッパではこれまでイギリス以外にはApp…

「イタリアの歴史」を読む。

創土社から出ている「イタリアの歴史 (ケンブリッジ版世界各国史)」を読んだ。 古代ローマの崩壊から、1990年代の政局の混乱まで、現在の「イタリア共和国」の地理範囲内の政治、経済史をまとめた本で、その地方性のためにまとまりがつきにくいイタリア史を…

イタリア語辞書 伊和中辞典作者: 池田廉,西村暢夫,郡史郎,在里寛司,米山喜晟出版社/メーカー: 小学館発売日: 1999/02/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る 小学館 和伊中辞典作者: 西川一郎出版社/メーカー: 小学館発売日: 1993/10メディア…

トリノオリンピック特集サイト(イタリア語)

先日、オリンピック熱低し、イタリア。のエントリーをあげたのだけど、さすがにトリノを中心とするスタンパ紙とローマを中心とするレプブリカ紙のサイトにはオリンピック特集のページがありました。 http://www.lastampa.it/torino2006/ Repubblica.it » Tor…

サルサにくびったけ!

iPodがビデオ再生可能になってから、すぐさまビデオ・ポッドキャスト(Podcastに対してVodcastと言うことも)が広がりつつある。私のiPodはビデオに対応していないのだけれど、パソコン上のiTunesで簡単に登録、視聴できるのでいくつか購読している。そのうち…

ヴェネツィア・ビエンナーレ

国際交流基金のサイトのニュース欄に、 第10回ヴェネチアビエンナーレ建築展について が掲載。ヴェネツィア映画祭の方がよく知られているけれど、じつは映画祭はビエンナーレの一部門。2年に1度、絵画・映画・建築・音楽・舞踊・演劇などなど、アートを一覧…

聖火、奪われた?

今このときも、トリノオリンピックの聖火はイタリア中を回っている。ヴェネツィアでは予定時刻から一時間遅れで到着したりと、まぁなんだかのどかな雰囲気で回っていたようなんですが、昨日付けのニュースにこんな記事が。 トリノ五輪聖火、伊北部で一時奪わ…

イタリア・ノストラの経済危機。

先日「古代学研究所、存続の危機。」というエントリーで、財政難から古代学研究所が活動停止の窮地に立っていると書きました。でも、企業からの寄付の減少→経済危機→活動停止という流れは、日本の文化財関係ではけしてめずらしいことではありません。 そして…

オリンピック熱低し、イタリア。

ウィンター・スポーツ好きの私にとって、開催まで20日のトリノオリンピックはまさに一大イベント。6月に行われるドイツ・ワールドカップよりも自分の中では期待が高まってます!! …が、イタリア国内では、少なくともイタリアの主要メディアではまったくといっ…

イタリアのテレビ

イタリアの地上波放送テレビ局についてまとめ。今回も、「現代イタリアを知るための44章」の33章、『「柔らかい」専制体制−ベルルスコーニとマス・メディア』を参考。 ライ(RAI) →国営放送局。ライ・ウーノ(RAI 1)、ライ・ドゥーエ(RAI 2)、ライ・トレ…

トリノオリンピック閉会式にカナダよりアヴリル

ABC振興会さんの「アヴリル・ラヴィーンが2006年トリノ・オリンピック閉会式でパフォーマンスを!」の記事より。 次回の2010年冬季オリンピックが、カナダのバンクーバーで開催されることから、閉会式でカナダ開催を祝う8分間のスペシャル枠でアヴリルが祖国…

食品関連会社の新卒募集

イタリア関連食品を輸入している会社、モンテ物産の採用ページが更新。 ■2007年新卒採用2007年卒業予定者を対象とした採用活動を開始しました。 会社説明会は2006年2月頃、東京及び大阪にて実施予定ですが、詳しい日程につきましては、2006年1…

ネットでイタリアのホテルを予約

残るところ1ヵ月を切ったトリノオリンピック。日々高まる熱を受けて、思い切って行ってしまおうかと思っている方も多いのでは?航空券はH.I.Sといった格安航空券会社で手に入れた。観戦チケットもネットを通じて購入。残るは泊まる場所なのだけれど、「えぇ…

イタリアの新聞

イタリアの大手新聞についてまとめてみた。ちなみに説明は、昨日も紹介した「現代イタリアを知るための44章」の33章、『「柔らかい」専制体制−ベルルスコーニとマス・メディア』より。 アッヴェニーレ(Avvenire) →イタリア司教会と結ばれたカトリック系日…

イタリアの、今。

「現代イタリアを知るための44章 エリア・スタディーズ」という本がおもしろい。 大学からの連絡待ちの時間を無駄にするのももったいないと思って、図書館で大量に借りこんできた本の一冊。イタリア関連の本はいつも何かしら読んではいるのだけれど、恥ずか…

チェントロでの一息。

ペルージャは丘の街だ。町の中心、チェントロは、ちょうど丘の頂きに位置している。そこには教会、市庁舎、商店が立ち並び、その隙間を縫うように古くからの住宅が建つ。チェントロを中心とした円の周縁に行くにつれ、新しい住宅が立ち並ぶ。 一昨日書いたと…

Via Maitani

私が住んでいたのは、ペルージャにあるVia Maitani(マイターニ通り)という通りにある、比較的新興の住宅地にあるアパートメントだった。新興、とは言っても、住宅に関する規制の厳しいイタリア。築20年ぐらいは経っているのでは? 出発前に学生向けの不動産…

ペルージャの青屋根。

写真を撮ることは好きなのだけれど、それを整理するということをしない私。そのせいでせっかくの思い出も、気がつけば自分の中であいまいな形をとり始める。7年前、カプリで初めて出会ったと思いこんでいた友人の口から、「いや、ナポリの考古学博物館で出会…

真冬の女の心意気、世界共通ナリ。

日に日に寒さが厳しくなってきた今日この頃。ついついコタツから出るのが億劫になってしまう。PCを中心にお菓子にゴミ箱、本にCDプレーヤーのリモコンに定番のみかん。コタツの上はいまそれらで山積み。冷え性の私にはコタツ抜きで冬なんて乗り切れない。そ…

ユーロスターのなかで寝てもいいか?

日本でイタリア現代小説はあまり知られていないけれど、イタリアでは本屋に行けば必ずと言っていいほど日本の小説の翻訳を見つけることができる。大型書店でよしもとばななと村上春樹を置いていないところはまずない。 そのよしもとばななのイタリア語翻訳を…

わたしがイタリアに行く理由。

先日の”珈琲と小川と本と。”のエントリーを読んだ友だちから、「あなたにとってイタリアってなに?」と聞かれた。「それは私の中でのイタリアと言う国の持つイメージってこと?それとも私の人生でのイタリアが持つ意味?」と聞き返したら、「できればどちら…

珈琲と小川と本と。

めずらしく何もない休日。こういった日はついごろごろ無気力に過ごしてしまいがち。こんなんじゃだめだ!と思い、iPodを抱えて街へ。村治佳織のギターが心地いい。足の向くまま気の向くまま、市内を流れる清流沿いに自転車を走らせ、ちょっと一息つきに図書…